冬の花

ピンクのアンスリュームをクリスマス風いけばなに

michiyo

アンスリュームというと赤色やグリーンの物をよく見かけますが、可愛らしいピンク色のアンスリュームを花屋さんで見つけました。

アンスリュームは、原産国が熱帯アメリカとされていることもありクリスマスとは真逆のイメージの花材ですが、近年は色や大きさも豊富になり色々なシーンで扱う事ができる様になりました。もちろん、クリスマスだとで定番の赤色のアンスリュームを使用してもいいのですが、クリスマスツリーやリースなど、飾りの色と被らない色合いで生けてみるのも良いかと思います。。

一緒に生けるグリーンの花材には、クリスマスの定番の柊、ヒムロスギを使用しまし、ピンクのアンスリュームを引き立てて、なおかつクリスマスカラーである白色のヒペリカムも合わせました。

花材(使用した花の名前)

  • アンスリューム
  • ヒムロスギ
  • ヒペリカム

生ける時のポイント

  • 長さ
  • 枝や花の向き
  • 配置

長さ

今回は幅の狭い楕円の花器の為、一番長い柊を花器の横の長さとほぼ同じぐらいにして、アンスリュームはその約半分その他の花材は3分の1にしました。

枝や花の向き

基準にした柊と向かい合わせる感じで、短くした柊とヒペリカムを生けます。アンスリュームは中心の尾のように長い肉穂花序(にくすいかじょ)を上に向ける様にしつつ、柊同士の向かい合わせとは逆の向きでアンスリューム向かい合わせにします。また、ヒムロスギは、短くした柊とヒペリカムのさらに向かい合わせに使います。

配置

それぞれの塊を向かい合わせるように花器の左右どちらか3分の1ほどの位置に配置して、柊とアンスリュームの間にできた隙間にヒムロスギを生けます。

  • 陶器の花器を使用する時は特に花材の生け口(挿し口)に短くした花材を手前に向くように生けることで足元のスカスカ感が防げます。
  • 明るい色の花器はいけばな風のアレンジに活躍してくれます。

クリスマスの配色といえば赤・緑・白のイメージですが、今回はその中でも一番目立つ赤色を柔らかいピンク色に変えて生けてみました。色の数は変えず生けたことで雰囲気はそのままに感じていただけると嬉しいです。皆さんも挑戦してみてはいかがですか。

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長年自宅で茶華道教室をしていました。その経験を活かし『気軽にお花を楽しむ』事や、休日に出掛けた『花のある景色』をご紹介していきます。
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